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臨床検査センター(病理診断・臨床検査科)


腎動脈狭窄症 新しい医療機器を導入しました

診断、治療、手術行う臨床医を支え
患者さんの身体の一部に向かう日々


病理診断・臨床検査科医師の紹介はこちら


 臨床検査センター(病理診断・臨床検査科)は、2006年4月に開設されました。手術材料を含む生検診断、細胞診、病理解剖を行う病理部門と、血液や尿、便などを分析する検体検査部門、身体を対象に検査を行う生理検査部門から構成されております。


 3つの部門からなる当センターは、円滑なチーム医療、医療(検査)の質向上と効率化、24時間迅速対応検査、情報発信の機能強化を検査部理念として掲げ、信頼性の高い検査の提供に努めております。



 病理診断科


 病理部門は手術材料を含む生検診断、細胞診をおもに行う部門です。そのため、当センターのスタッフが患者さんに直接お会いする機会はまずありません。しかし各科の臨床医から依頼を受け、日々患者さんの身体の一部と向き合うことで、臨床医の診断、治療、手術に欠かせない役割を担っています。検体受付から診断に至るまで、常に自分の身体の一部のように接するという姿勢で臨んでいます。


 病理診断科には複数の専門医が在籍しています。常勤の病理医がいる病院は決して多くはなく、複数体制というのは東北でもまれな規模です。年間の検査数は、病理が9,000件以上、細胞診が8,000件以上に上ります。生検では、検体のうち標本になるのは一部ですが、必要に応じ、全体にわたって調べ、正確な診断が可能となるように努めています。


 手術中の迅速診断では、10分ほどの短時間の間に診断を下します。病気の性質や手術範囲の判断が術式を決定することになるので、知識だけでなく経験の裏付けが不可欠です。また、手術を行う医師とのチームプレーも大切ですが、当院では日頃から合同で症例検討を繰り返しており、スムーズな連係が可能です。全職員を対象とする「臨床病理検討会」も、定期的に開いています。


 他にも、患者さんの細胞を検査して病気を診断する細胞診なども担当しています。現在は画像診断が飛躍的な発展を見せていますが、その読みを深める意味でも、当センターは鋭意努力を続けています。なお、病理学的診断のセカンドオピニオンにも応えることが可能です。



 検体検査部門


 検体検査部門では、血液検査(貧血や炎症等)、生化学検査(肝・腎機能、栄養状態、感染症、腫瘍マーカー、血糖等)、尿一般検査(尿定性、尿沈渣)、血液凝固検査(出血・止血傾向)、微生物検査(さまざまな検体から菌を検出等)、血液ガス検査を行っております。


 至急項目については、30〜60分で結果を臨床側に提供し診察前検査に貢献しております。また2010年4月からは便潜血検査、内分泌学的検査が院内至急検査に加わりました。輸血管理室では、24時間体制で緊急輸血に対応しており、最短5〜10分で血液製剤の準備が可能です。




 検体検査部門


 生理検査部門では、主に心電図検査、超音波検査、肺機能検査を行っております。2007年4月には血管検査を専門に行うバスキュラーラボが開設されました。


 血管エコーの他に、動脈硬化の程度を数値化する上腕足関節血圧比(ABI)、皮膚の微小循環を測定し、下肢虚血を診断する皮膚灌流圧(SPP)などが導入され、血管状態をより詳しく検査することが可能となりました。生活習慣病や動脈硬化性疾患の増加とともにその必要性が重要視され、検査件数も年々増加傾向にあります。



 腎臓に血液を送る腎動脈が狭くなることで、腎臓に十分に血液が流れなくなり、ホルモン系の異常をきたし血圧が高くなってしまいます。そのまま放置しておくと、高血圧だけではなく、腎機能も障害して腎不全を引き起こし(慢性腎臓病)、透析が必要になることもあります。
 主な原因は動脈硬化ですが、同じようにして起きる心筋梗塞などに比べると認知度は高くはありません。

 心不全や狭心症の原因になることも明らかになってきました。
 心臓に病気がなくても胸が痛くなったり、原因不明の心不全を起こしたりする場合は、腎臓の動脈が狭いことが関係している可能性があるのです。

 高血圧の患者さんの中で、腎動脈狭窄がある患者さんは約1割程度存在するといわれています(腎血管性高血圧)。


検査風景イメージ

  腎動脈の超音波画像

腎動脈狭窄を疑うのは
 @ 原因不明の腎機能障害
 A 30歳以下または55歳以上で高血圧を発症
 B 突然増悪する難治性の高血圧
 C 左右の腎臓の大きさが違う
 …などが挙げられます。

最初に行うべき検査は血液検査と超音波検査です。

 仙台厚生病院では、2007年4月に東北で初めてバスキュラー・ラボ(血管エコー検査室)を開設し末梢血管病変の早期診断と治療に力を入れております。




2011年8月31日にTOSHIBA Apolio500 を東北で初めて導入しました。

 当院はApolioXGを2006年より使用していますが、Apolio500の画質には格段の進歩がみられます。肝実質は深部に至るまでスペックルパターンの細かい緻密な画質で表現され、前機種との違いは明らかです。


 また、消化管領域においても、より明瞭な描出が可能になりました。 プローブは4本接続可能で、操作性も進歩しプローブの切り替えやプリセットの選択は液晶画面からワンタッチで出来ます。


 また、Apolio500にはCT画像と超音波画像の位置情報を関連付けて表示することが出来る“Smart Fusion”という機能が搭載されています。 これによって、CTのデータを参考にして超音波だけでは同定しにくい病変の穿刺や治療が正確に行えるようになりました。


 当院ではRFA治療を年間100例近く行っています。この機能を使用することで、より安全で精度の高いRFA治療を行うことが期待できます。



TOSHIBA Apolio500

Viamo

 同時にViamoも導入しポータブル検査に活躍しています。
 狭いベッド間もスムーズに移動でき、電源を入れてからの立ち上がり時間は約15秒。
 病棟でも検査室と同様な高画質で検査することができます。



臨床検査センターにおける取り組みや症例に関する詳しい情報は、「医療関係者の方向けページ」にてご覧下さい。

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