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放射線科


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320列のCT導入など設備・人員が充実
PET検査は院外からの紹介が40%超
新しい放射線治療の実施


 当院は2006年1月に画像診断の拠点である「先端画像医学センター」を開設し、最新鋭のPET-CT装置やMRIを駆使して精度の高い画像診断を行っています。中でもPET-CT検査は、件数が年間3,000件を超え、日本でも有数の施設となりました。また、施設共同利用率は50%を超えており、院外からも多くの患者さんを紹介していただいております。


 先進的な取り組みとしましては、新しいポジトロン製剤であるNaF(フッ化ナトリウム)をいち早く導入し、PETによる骨転移の評価を研究レベルで行っております。まだ保険適用はありませんが、従来の骨シンチよりも鮮明な画像が得られることから、今後の展開が期待されます。


 放射線治療では、これらPETの情報に基づいた治療計画の設定を試みています。さらには、医療連携を深めるべく、南東北がん陽子線治療センターとコンピューターネットワークを構築しました。
 このことにより、PET画像の共有が可能となり、陽子線治療の適応を、その日のうちに決定することができ、陽子線治療の仙台での窓口としての働きもしております。


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左側のカラーで示されているのが骨の病変です。
直線で囲まれているのが放射線治療での放射線の分析を示しています。
具体的には右側の図のように、色々な方向から放射線をあてて治療します。


 CTの検査件数は年間12,000件以上に上り、2008年3月には最新型320列CTを日本で初めて導入しました。16cmの幅のCT画像を1秒以内に撮像が可能となり、特に冠動脈の評価など循環器領域での有用性が大いに期待されます。


 この他、MRI、SPECTなどの画像診断機器や放射線治療装置であるライナックなどを揃えており、高度先進医療施設に相応しい放射線科として、意欲的に画像診断と治療に取り組んで行きたいと思っております。


 当科の放射線治療の最新の取り組みとしましては、放射性ストロンチウム(89Sr)を用いた難治性癌性疼痛緩和療法が挙げられます。この治療法は89Srより放出されるβ線が骨転移巣の周囲の癌細胞に対して抗腫瘍効果をもたらすことで癌性疼痛を緩和するものです。投与数は100件を超え、症例数では日本一を誇っています。


 従来行われていたビスフォスフォネートや非麻薬性鎮痛剤、さらに麻薬を用いた治療法に選択枝が増えたとお考えくださればいいと思います。89Srを用いるこの療法は約7割の患者さんで麻薬の投与が不必要もしくは減量が可能とされています。


 今まで麻薬しか手段がなかった患者さんにとっては大きな福音となると思われます。適応と思われる患者さんがいらっしゃいましたら、当科までご連絡をいただければ幸いです。


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