診療科

循環器内科

血管の病気 治療・リハビリ・検査

血管は動脈と静脈に分けられます。動脈は心臓や脳、内臓など全身に血液を供給しますが、加齢に伴い硬化し、狭くなったり詰まったりすることがあります。閉塞性動脈硬化症や末梢動脈疾患と呼ばれる疾患です。中でも下肢動脈は30歳代から動脈硬化が始まると言われています。病状が進行しすると、最悪の場合は足が壊疽を起こし、切断を余儀なくされることがあります。

一方、心臓・大血管の病気では治療のほか、運動療法に代表される「心臓リハビリテーション」も重要です。治療に向けては画像診断(心臓超音波検査、MRI検査、CT検査)による正確な診断が欠かせません。今回は下肢動脈硬化の治療、心臓リハビリ、画像診断の最新情報を紹介します。

末梢血管の動脈硬化

血流悪化 手足に痛み カテーテル治療が有効

「人は動脈と共に老いる」、加齢とともに全身の動脈硬化が進行することを表した言葉です。血流が悪くなると、部位ごとにさまざまな症状が現れます(図1)。ご高齢の方に加え、高血圧症や糖尿病、腎機能障害をお持ちの方は要注意です。

①足が冷たい。歩くと足が痛い。色が紫色。指が黒い。傷ができて治らない。

②家事をしたり、洗髪をしたりしていると腕がだるくなる。

③血圧が高くなり、薬を飲んでも下がらなくなってきた。

これらの症状は末梢動脈疾患が原因かもしれません。


診断は簡単です

末梢動脈疾患の好発部位は下肢動脈です。下肢の血流障害の初期症状は歩行時の痛みです。重篤になると足の指に傷ができ、耐え難い痛みや冷感を認めます(図2)。こちらは血液透析を受けている患者さんは要注意です。心当たりがある患者さんは一度、検査を受けてみてはいかがでしょうか?手足の血圧を測定するだけで簡単に診断することが可能です。

治療はカテーテル治療とバイパス術に分かれます。近年では、医療機器の進歩によりカテーテル治療の成績が飛躍的に向上しました。そのため最新の治療指針では、複雑な動脈硬化性病変でも、低侵襲なカテーテル治療で血行再建することが第一選択と明記されました。仙台厚生病院では今までにたくさんの末梢動脈疾患の患者さんを治療してきました(図3)。前述の症状がおありでしたら、お気軽にご相談下さい。

専門外来は月曜日、木曜日、金曜日です。下肢にひどい痛みや傷がある場合には急を要することがありますので、一般外来や救急外来で曜日を問わずに診察いたします。




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