ドクターインタビュー

総合健診センター
幅広い知識と経験を駆使して
部門間が協力し合いながら
ハイレベルな臨床を提供

DOCTOR INTERVIEW
総合健診センター長遠藤 実

#01

速やかな診療に結びつきます

人間ドックの目的は、生活習慣病の予防とがんの早期発見です。この目的を達成するうえで、当センターの最大の強みは病院と併設していることです。当院は救急医療、高度医療で高評価をいただいています。当センターでは、各種検査の実施や結果判定に、この高評価の臨床部門の協力を得ております。このように、質の高い検査体制ができています。

健診で発見された急性疾患やがんの患者さんについては、速やかに当院の臨床科に紹介いたします。検査データは共有されますので、診療もスムーズに進みます。当センターの健診は高レベルの臨床に直結しています。

私は神経内科医として長く勤務してきましたが、健診部門に籍を置いてからでも10年の経験があります。今まで培ってきた幅広い知識と経験を駆使しながら、適切な健診ができるものと自負しております。

#02

当センターには2つの柱があります。

当院には、もともと人間ドック部門とPET-CT総合がん検診部門がありましたが、目的が同じですので、一つの組織として活動することとし、総合健診センターと改称しました。

毎年人間ドックを受ける方、毎年PET-CT総合がん検診を受ける方が主ですが、交互に受診される方もおられます。情報は共有していますので、どちらのコースでも継続性が得られます。それぞれの特徴を生かしつつ、より受診しやすくなっています。

#03

内視鏡検査に対しては高い評価をいただいています。

当センターで特に評判が良いのは、内視鏡検査です。鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査も実施しています。胃内視鏡検査を含むコースは人気が高く、3カ月待ちとなっています。予約枠を増やしていますが限界があります。2月、3月は比較的予約がとりやすいので、この時期の人間ドックがお勧めです。

#04

当センターの人間ドック

人間ドックの中心は標準コースで、日本人間ドック学会で定めた基本検査項目表に従って実施しています。オプションで、胸部X線検査の代わりに胸部CT検査、胃透視検査の代わりに胃内視鏡検査を選択することもできます。

がんが心配な方には充実コースがお勧めです。胸部CT検査、胃カメラと数種の腫瘍マーカーを含んだ、より充実したコースです。コストパーフォーマンスも良く、当センターの自信作です。
心筋梗塞や循環器系疾患を心配されている方向けに心臓・脳血管コースも準備しています。

一日の予約枠は、標準コース20人程度、充実コース3人、心臓・脳血管コースは1人です。

#05

当センターのPET-CT総合がん検診

PET-CT総合がん検診ではPET-CT検査を中心に、当院で可能な最善の検査内容で実施しています。高額に見えますが、検査内容を吟味していただければリーズナブルな額だと思います。

最大の特徴は、初めから内視鏡検査を組み合わせていることです。がん診断の1/3~1/4は内視鏡による胃がん、大腸がんです。内視鏡検査のないPET検診は不十分と考えています。

また、受診される方の目的に合わせ、最適のコースをお勧めしています。

がんの早期発見に特化したスタンダードコース、これに循環器系疾患の検査を加えたスペシャルコースがあります。Aコースは胃・大腸内視鏡、Bコースは胃内視鏡との組み合わせになっています。一般に、胃カメラは毎年、大腸カメラは2~3年に一回の検査が望ましいとされていますので、当センターでは、AとBを交互に受けることをお勧めしています。多忙な方のために、一日で終わるシンプルコースも準備しています。

当センターの実績では、初回時のがん発見率が一番高いので、がんが心配な方、がん家系の方には、一度はPET-CT総合がん検診をお勧めします。

#06

禁煙の勧め

喫煙者には胸部CT検査を勧めています。喫煙者は高頻度で気腫性変化が見られます。これは非喫煙者ではほとんど見られないものです。吸い続ければ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に進行する危険性が高いです。COPDは進行すれば酸素吸入が必要になり、生活しづらくなり、更に肺がん合併のリスクも高くなります。

その他、喫煙者では、白血球増多やCRP高値、腫瘍マーカーCEAの高値などの検査値異常を示す方がおられます。ほとんどの喫煙者は、禁煙の必要性は自覚しているので、禁煙決心の最後の一押しのつもりで助言しています。

最後に

当センターの特徴は、はじめにも述べたように、病院併設型という強みです。救急医療、高度医療で高評価の臨床と共に築いてきた高品質の検査体制を惜しみなく提供しています。臨床と直結したスムーズな連携です。

早期胃がんの内視鏡手術を受けられた方で、退院前の病室に報告書を届けたこともあります。

スタッフ一同、丁寧に、笑顔で、を心がけています。

経歴

  • 山形県出身
  • 1974年 東北大学医学部卒業
  • 1974年 東北大学脳神経内科
  • 1982年 東北厚生年金病院
  • 1984~86年 Monpellier大学(フランス)
  • 2009年 仙台厚生病院
  • 2011年 総合健診センター長
総合健診センター長遠藤 実
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