診療科

消化器内科

専門治療

診療方針

消化器内科では、登録医の先生方から紹介していただいた患者さんや救急の患者さんを速やかに診察し、最新の機器と高い技術を駆使して精度の高い検査を行い、正確な診断に基づいて治療を行うことを目指しております。一般病棟52床を有し、地域医療支援病院としてより安全で質の高い消化器疾患の診療を提供できるように努めてまいりました。

消化器内科では消化器内視鏡センターを中心に消化管・胆・膵疾患などの幅広い消化器疾患についての先進的診療を行っております。ハード面では、最新鋭の狭帯域光観察(NBI)システムおよびハイビジョン画像ビデオスコープシステムを備えた6つの内視鏡検査室、X線テレビ室(DR)を画像ファイリングシステムで接続しております。

また、ストレッチャー方式を用いて、完全モニタリング下にセデーションを用いた楽な内視鏡検査および治療を行っております。

早期がんの内視鏡治療は最も得意とする分野です。胃がんにおいては、今や早期がんの7~8割は内視鏡的粘膜下層剥離術により、開腹せずに治療が可能です。難しい手技でトレーニングが必要ですが、患者さんの負担を減らすことができるという大きなメリットがあります。

仙台厚生病院では山岡 肇を中心に2014年には268例の早期胃がんの内視鏡的粘膜下層剥離術を施行しております。これは東北・北海道では第2位、全国でも第7位の実績です(朝日新聞社 いい病院2015)。

大腸がんの内視鏡治療も積極的に行っております。松田知己を中心に、2014年には100例の内視鏡的粘膜下層剥離術を行いました。これは東北・北海道でもトップクラスの実績です。また小腸は長いため内視鏡検査が難しかったのですが、当院では松田知己を中心にバルーン式小腸内視鏡を用いて数多くの検査・治療を行っております。これは県内はもとより全国でも限られた施設にしかありません。さらに東北初の小腸及び大腸カプセル内視鏡を導入して、中堀昌人、松田知己を中心に最先端の診断・治療を提供しております。

胆・膵の内視鏡・インターベンション治療も当院の得意とする分野で、奥薗 徹を中心に精力的に行っております。さらに、学会発表、論文発表、他施設研修を積極的に行い、最新の知識・技術の習得を行っております。

先端医療への取り組み

ライブ開催情報

開催予定
第6回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオンセミナー
日時 開催時期未定
会場 トラストシティカンファレンス仙台
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これまでに行ったライブ
東北GIイノベーション・仙台ライブ2019 ~Innovation & Education~
日時 2019年12月7日(土) 9:30 ~ 16:00
会場 仙台厚生病院 管理棟1階 熊谷・海老名ホール
主催 東北GIイノベーション・仙台ライブ事務局
世話人 仙台厚生病院 消化器内科 主任部長 平澤 大先生
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第5回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオントレーニング
日時 2019年3月2日(土) 12:30 ~ 18:30
場所 トラストシティカンファレンス仙台
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東北GIイノベーション・仙台ライブ2018 ~Innovative and Educative Endoscopy~
日時 2018年12月1日(土) 9:30 ~ 16:00
会場 仙台厚生病院 管理棟1階 熊谷・海老名ホール
主催 東北GIイノベーション・仙台ライブ事務局
世話人 仙台厚生病院 消化器内科 主任部長 平澤 大先生
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東北GIイノベーション・仙台ライブ 2017~匠の診(め)、匠の技~
日時 2017年11月18日(土) 10:00 ~ 16:00
会場 仙台厚生病院 管理棟1階 熊谷・海老名ホール
主催 東北GIイノベーション・仙台ライブ事務局
世話人 仙台厚生病院 消化器内科 主任部長 平澤 大先生
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東北GIイノベーション・仙台ライブ 2016 ~東北のチカラ~
日時 2016年12月3日(土) 10:00 ~ 16:00
会場 仙台厚生病院 管理棟1階 熊谷・海老名ホール
主催 東北GIイノベーション・仙台ライブ事務局
世話人 仙台厚生病院 消化器内科 主任部長 平澤 大先生
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第4回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオントレーニング
日時 2018年3月3日(土) 12:30 ~ 18:20
会場 トラストシティカンファレンス仙台
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第3回東北GIイノベーションESD/EMRハンズオントレーニング
日時 2017年2月25日(土) 12:30 ~ 18:00
会場 トラストシティカンファレンス仙台
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募集人数 トレーニング:25名
見学/メディカルスタッフ:制限なし 
参加費 トレーニング 5,000円  見学 1,000円  メディカルスタッフ 無料

早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下剥離術(ESD)

早期胃がんに対して、外科的に開腹手術をしないですむ内視鏡治療が普及してきています。この治療法は、胃を切除せずに術後も回復が早く、患者さんに負担が少ない優れた治療法です。

従来の内視鏡切除法(内視鏡的粘膜切除術;EMR)では、技術的にがんを取り残したり分割して切除したりすることがあり、再発の危険がありました。近年、病変を十分に余裕をもって切除し、より大きな病変を確実に一括で切除する新しい方法が開発され、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれています。

ダブルバルーン小腸内視鏡

小腸は、口からも肛門からも距離があり、長さも数メートルあるため、従来内視鏡検査が困難であり、暗黒大陸と呼ばれていました。近年、スコープ先端とスコープ外筒先端にバルーンを装着して、小腸をたぐり寄せ縮めながら挿入するダブルバルーン小腸内視鏡が考案され、当院でも2006年から導入し、診断・治療に活用しています。 その結果、小腸にもびらん・潰瘍や血管病変をはじめ腫瘍性病変や炎症性病変など様々な病変が認められることが分かってきております。

カプセル内視鏡

当消化器内視鏡センターでは、2006年から小腸のダブルバルーン内視鏡を導入し、従来困難であった小腸疾患の診断と治療を行ってきましたが、7月より東北地方で初めてとなる小腸用カプセル内視鏡システム(PillCam SBカプセル、ギブン・イメージング株式会社製)を導入しました。

このシステムは2001年米国で発売されて以来、欧米を中心として世界60カ国以上で販売され、累積使用数は60万症例以上となっています。わが国でも2007年10月より保険診療が認可され、患者さんにとってほとんど苦痛がなく、小腸における病変を検出することができ、ダブルバルーン小腸内視鏡検査と相補的に小腸疾患の診断に必要な画像を確保できる検査法です。

朝にカプセル内視鏡(長さ26mm、幅11mm)を飲んでいただき、毎秒2コマの写真を撮影し電波で送信し、装着したセンサーで約8時間記録します。その後画像データを解析システム(Rapidワークステーション)にダウンロードして画像診断を行います。

今後ますます増加すると考えられる小腸疾患に対する診断に、非侵襲的で有用な検査法です。カプセル内視鏡検査は、消化管出血例で上・下部内視鏡検査で病変がない場合に有力な検査法となります。小腸出血以外にも狭窄を伴わない炎症性小腸疾患、小腸腫瘍性疾患、消化管ポリポーシスなどが疑われる場合にはカプセル内視鏡検査の対象となることがあります。

  • PillcamDBカプセル内視鏡
  • データレコーダ
  • 解析用ワークステーション

(保険適応:上・下部内視鏡検査で出血源不明の消化管出血)

経鼻内視鏡検査について

近年、苦痛の少ない経鼻内視鏡検査が普及してきていますが、当院でも2007年6月より最新式の極細径の内視鏡を使用した経鼻的胃内視鏡検査を施行しております。経鼻内視鏡検査は吐き気や咽頭反射が少なく、従来の経口的な検査に比べ、楽に内視鏡検査を受けることができます。ただし鼻に止血剤・麻酔薬を噴霧したりして多少負担のある前処置が必要となります。また、精密内視鏡検査や処置や治療を必要とする緊急内視鏡や治療内視鏡には不向きです。

医療設備

消化器内視鏡センター

消化器内視鏡センターには、最新鋭ハイビジョン画像ビデオスコープシステムを備えた5つの内視鏡検査室と、1台のX線透視室(デジタルX線透視撮影装置:DR)があり、最新の画像ファイリングシステムを導入しています。スコープは上下部拡大内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡、胆膵内視鏡、超音波内視鏡下穿刺システム、経鼻内視鏡など40台以上の最新式電子スコープを有し、小腸と大腸のカプセル内視鏡も導入しております。

その他、超音波プローブ、3台のアルゴンプラズマコアギュレータ(APC)装置、VIOシステム、NBIシステム、顕微鏡システム等、最先端の機器を取り揃えより質の高い診断・治療の提供ができるように設備を整えており、年間内視鏡件数は2万件を超え豊富な症例を有しております。

40台を超える最新式電子スコープを有し、7台の自動洗浄器でガイドラインに沿った高水準消毒を行い、清潔で安全な内視鏡検査を施行しております。

当センターでは、上・下部内視鏡検査の精査はもとよりルーチン検査も拡大内視鏡を用いて行っております。

  • 上部拡大内視鏡スコープ
    GIF-H290Z
  • GIF-H290Zによる拡大内視鏡像
  • 大腸拡大内視鏡スコープ
    CF-HQ290ZI
  • シングルバルーン小腸スコープ
    SIF-H260S
  • ダブルバルーン小腸スコープ
    EN-580T
  • 最新版ファイリングシステムを導入し、全内視鏡画像が記録・保存され、一括管理されています。検査後すぐに患者さんに鮮明な画像をお見せして説明することができます。

  • 内視鏡検査室最新の内視鏡を装備、ストレッチャーがそのまま検査台となります。安定剤を使用した後もスムーズに移動できます。

  • 前処置および観察室10台のストレッチャーが並び、内視鏡の前処置および検査後の観察を行ないます。

X線TV室(透視室)

胃・大腸のバリム透視造影検査や、内視鏡を併用した胆管・膵管など消化器系の造影検査(ERCP:内視鏡的逆行性胆管膵管造影)やインターベンション治療を施行しております。当院では、患者の安全はもちろんのこと、スタッフの安全を守るため、X線を使用する施設での被爆防止マニュアルを徹底しています。

超音波検査室

超音波検査室では最先端の超音波診断装置を用いて、超音波検査士7名を中心に年間1万件強の腹部領域の超音波検査を行っております。超音波検査では、癌などの腫瘤の検出や質的診断、脂肪肝や肝硬変などの肝疾患の検査や胆嚢・膵臓などの病変の検査などを行います。

さらにカラードプラー検査や、新しい超音波造影剤(ソナゾイド)による腫瘤などの血流診断、肝臓癌に対する局所治療の中心であるラジオ波焼灼療法なども積極的に施行しています。

消化器内科病棟

消化器内科の病棟は8階で54床を有しています。消化器病棟では、病院の基本方針「病と闘う人のために、病と共に生きる人のために」を基盤に、患者さんの立場に立ち、科学的根拠に基づいた安全・安心で質の高い看護を提供することを目標にしています。そのために、症例検討会・研修・勉強会などを積極的に取り入れ、知識・技術の向上に努めながら、高度先進医療を提供しております。

消化器内科病棟の取り組み

  • 合同回診
  • 8階病棟

消化器内科病棟は、当院での高度先進医療を必要とする患者さんが数多く入院されます。したがって高度化する治療・検査に対応できるように看護師には診療に見合った知識・技術が求められ、病棟スタッフは日々切磋琢磨しています。

仙台厚生病院モデルの取り組みとして、医師・看護師・コメディカルそれぞれが業務の垣根を超え生き生きと働く事を目的として週に一回、医師と看護師、クラークとで合同回診や合同カンファレンスを行っています。この取り組みにより患者さんの病態把握や今後の治療方針をスタッフ全員で共有し、同じ方向性を念頭に入れた上で患者さんと関われるようにしています。

講師派遣

  • 2013年度
    • 症例解説 H25.5.20
      長南 明道
      (第210回臨床胃腸病研究会:仙台)
    • 早期胃癌診断の基本と実際 H25.6.13
      長南 明道
      (第218回秋田県消化器病内視鏡研究会:秋田)
    • FNABについて 司会 H25.6.25
      長南 明道
      (第24回EUS研究会:仙台)
    • 胃粘膜下腫瘍のEUS診断 H25.6.27
      長南 明道
      (第51回泉消化器勉強会:仙台)
    • 症例解説 H25.7.12
      長南 明道
      (第211回臨床胃腸病勉強会:仙台)
    • 胃癌のEUS診断 H25.9.11
      長南 明道
      (第52回泉消化器勉強会:仙台)
    • 症例解説 H25.9.19
      長南 明道
      (第212回臨床胃腸病研究会:仙台)
    • 食道静脈瘤治療・Interventional EUSの基本と応用 司会
      長南 明道
      (Next Lecture Meeting2013:仙台)
    • 胃癌の精密X線検査 H25.10.28
      長南 明道
      (第16回広瀬川内視鏡診断勉強会:仙台)
    • 胃疾患におけるEUSの役割 H25.11.18
      長南 明道
      (第25回EUS研究会:仙台)
    • 症例読影コメンテーター H25.11.22
      長南 明道
      (第53回宮城消化管撮影研究会:仙台)
    • 症例解説 H25.11.26
      長南 明道
      (第213回臨床胃腸病研究会:仙台)
    • 症例解説 H25.12.4
      長南 明道
      (第53回泉消化器勉強会:仙台)
    • 症例解説 H26.1.22
      長南 明道
      (第214回臨床胃腸病研究会:仙台)
    • 早期胃癌の内視鏡診断の進め方 H26.1.23
      長南 明道
      (登米内視鏡読影セミナー:登米)
    • この症例をどう読む? H26.3.12
      長南 明道
      (第54回泉消化器勉強会:仙台)
    • 症例解説 H26.3.25
      長南 明道
      (第215回臨床胃腸病研究会:仙台)
    • カプセル内視鏡の現状と展望
      中堀 昌人
      (カプセル内視鏡セミナーin横浜)
    • 『抗血栓薬服用患者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン』改訂後の内視鏡診療の変遷
      中堀 昌人
      (AIM OB meeting 学術講演会 特別講演)
    • 「抗血栓薬服用患者に対する消化器内視鏡ガイドラインの変更に伴う内視鏡検査の変遷」
      中堀 昌人
      (第14回東海・北陸消化器内視鏡従事者セミナー)
    • 「抗血栓薬服用患者に対する消化器内視鏡診療ガイドラインの変更に伴う内視鏡検査の変遷」
      中堀 昌人
      (第13回東北消化器内視鏡従事者セミナー)
    • ワンポイントレッスン 「早期胃癌における超音波内視鏡検査の役割」
      佐藤 俊
      (第12回遠州消化管研究会)
    • 長野拡大内視鏡研究会 20131221 症例提示
      濱本 英剛
      (第7回 長野拡大内視鏡研究会)
    • 郡山胃拡大内視鏡研究会 20140314 症例提示
      濱本 英剛
      (第6回 郡山「胃」拡大内視鏡勉強会)

患者さんの紹介について

通常勤務時間帯は各科外来、休日・夜間等は当直師長が対応致します。

通常のご紹介の場合

外来診療におけるスケジュールは下記の通りとなっております。受診される場合は紹介状(診療情報提供書)と保険証をご持参の上、病院本館1階医事課新患窓口にお越しください。

※上部内視鏡検査は来院日に検査受診が可能です。FAX連絡票でお申し込みください。
FAX送信先:022-223-8442 地域医療連携室
また、お急ぎの場合は、直接消化器内科外来へお電話ください。(代表:022-222-6181)

診察受付時間
8:30~11:00