診療科

放射線科

専門治療

診療方針

320列のCT導入など設備・人員が充実 PET検査は院外からの紹介が40%超 新しい放射線治療の実施

厚生病院では各種の高度な画像診断機器を用い数多くの検査が行われています。放射線科は、東北地方の市中病院の放射線科の中では最大級の人員で、1日あたり100件を超えるCT,MRI,一般核医学、PET/CT検査の全件について翌診療日までに読影レポートを作成し、各科の診療を支援しています。他科とのカンファレンスなどを通じ最終診断のフィードバックを得、また学会・研究会にも積極的に参加するなどして、診断レベルの向上に努めています。

先端医療への取り組み

骨転移を伴う去勢抵抗性前立腺癌に対する放射性ラジウム注射薬による内用療法

平成29年7月1日より、当院放射線科にて、放射性塩化ラジウム注射薬(ゾーフィゴ注)を用いた内用療法を外来診療として開始致しました。

本療法は骨転移を伴う去勢抵抗性前立腺癌の治療法のひとつとして位置づけられるもので、当院放射線科では、本療法を行うための設備等を保有しない施設で前立腺癌の治療を受けておられる患者さんへの寄与を目指し、本療法を導入致しました。当院放射線科では、内臓転移を伴わない患者さんを対象とし、化学療法との併用は行わないこととしております。また、外来通院可能な患者さんであれば外照射も可能です。

当院放射線科における本療法を御利用頂く事で先生方の診療、患者さんのQOL等に寄与できましたら幸いです。

ゾーフィゴ®の適応患者さんをご紹介頂く先生方へ(PDFデータ)

お電話によるお申し込み(お問い合わせ)

仙台厚生病院 放射線科

〒980-0873 仙台市青葉区広瀬町4-15
電話番号:022-222-6181022-222-6181(代表)
FAX番号:022-223-8442(地域医療連携室)

医療設備

PET-CTについて

PET/CTは2006年1月の先端画像医学センター開設以来、他院からも多くの検査依頼があり、多くの領域の腫瘍の診断を行っています。CT,MRI, 一般核医学検査についても他院からの検査依頼を受けています。外部からの依頼で行われた検査についても全て画像診断医による報告書作成を行っています。

その他の画像診断について

CTの検査件数は年間12,000件以上に上り、2008年3月には320列CTを日本で初めて導入しました。16cmの幅のCT画像を1秒以内に撮像が可能となり、特に冠動脈の評価など循環器領域での有用性が大いに期待されます。

この他、MRI、SPECTなどの画像診断機器や放射線治療装置であるライナックなどを揃えており、高度先進医療施設に相応しい放射線科として、意欲的に画像診断と治療に取り組んで行きたいと思っています。

放射線治療について

放射線治療は2014年5月に更新された治療装置を用いて行われています。2016年4月からは放射線治療医が常勤となり、これまで以上に充実した体制での放射線治療が可能になりました。院内のみならず、他院からの照射依頼も受けています。

従来から行っている放射性ストロンチウムSr-89(メタストロン)による転移性骨腫瘍に対する疼痛緩和のための内照射治療も引き続き行っています。今後、新たな放射性医薬品による内照射療法の展開も期待されており、新たな内照射療法についても導入できる体制を準備しています。

また、東北大学病院放射線診断科の協力により、消化器領域の動注リザーバー留置、塞栓術や呼吸器病変のCTガイド下生検等のIVRについても放射線科で行っています。

患者さんの紹介について

外来診療におけるスケジュールは下記の通りとなっております。受診される場合は紹介状(診療情報提供書)と保険証をご持参の上、病院本館1階医事課新患窓口にお越しください。
予約が必要な診療科に患者さんをご紹介される場合は、事前にFAX連絡票をお送りください。
FAX連絡票

地域医療連携室FAX送信先
022-223-8442
診察受付時間
午前・午後